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2019/07/01 12:00

今となっては「コットン」や「シルク」のように
おなじみとなっている天然素材の「リネン」。
「麻」(日本語)=「リネン」(英語)じゃないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。


◆「麻」のいろいろ。


「麻」には様々な種類があり、
例えば「大麻(hemp=ヘンプ)」や「黄麻(jute=ジュート)」もその一部。
ヘンプはコーヒー豆を入れる麻袋に使われたり、
ジュートはサンダルのウェッジ部分に使われたりしていますね。
繊維がしっかりしており、手触りはごわごわと硬いものがほとんど。
素肌に身につけるのは、少し難しいかもしれません。

実は、日本の品質表示で「麻100%」の表記が許されているのは
「亜麻(flax=フラックス)」と「苧麻(ramie=ラミー)」だけ。
中でもこの「亜麻」から作られるリネンは、
上質で柔らかく、染めたときの発色もとても鮮やか。
そして、シルクと同じくらい高価なものだということをご存知でしたか?


◆「亜麻」と「苧麻」の違いについて



(「亜麻」の花)

同じ「麻」でも、亜麻と苧麻には多くの違いがあります。

まず、「亜麻」は比較的寒く、湿気が多い地方での栽培に適しています。
また、排水の良い土壌で、収穫時期には雨量の少ないことが良いとされているため、
栽培地がとても制限されていることがわかります。
その上、「亜麻」は一年生の植物のため、一年に一度しか収穫できず、
収穫後には5~7年の間休耕地にする必要があるとも言われています。
その中でもリトアニアとその近辺の地方は、リネンの一大産地となっています。

一方で「苧麻」は温帯・熱帯での栽培に適しており、
成長の早い多年生の植物のため、一年に3~6度ほど収穫が可能です。
主な産地は中国など、アジア諸国でも栽培されています。

収穫された「亜麻」や「苧麻」は、
繊維を縒ることによって糸状になり、織物へと加工されていきます。
この時も実は、工程の難易度に違いがあり
「亜麻」は「苧麻」に比べ繊維が細く短いため、縒るのが難しいのです。
しかしこの繊維の特徴こそが、しなやかな質感に結びついています。


◆リネンのいいところ。


コットンのように安価で実用的な素材が普及しても、
リネンの人気は衰えることがありません。

リネンには独特のシャリ感がありますが、
使い込むほどに柔らかく馴染んでいきます。
これを楽しみに、「リネンを育てる」という人もいるほど。
また、繰り返し洗っても使い続けられる丈夫さも兼ね備えています。

パリッと仕上げたいときは、半乾きの状態でアイロンをかけて。
リネン特有のくたっとした質感を楽しみたいときは、そのまま自然乾燥。
使い道やシーンによって表情を変えられるのも、おもしろいところです。

またあまり知られていないかもしれませんが、
リネンには汚れがつきにくく、落ちやすいという特性があります。
これは加工によるものではなく、素材の力。
そのため、ベッドウェアやテーブルウェアなどの身近なものを
いつも心地よく、清潔に保つことができるのです。


◆リネンを知る。


いかがでしたか?
おなじみの「リネン」について、
まだまだ知らないことがたくさんあった方もいるかと思います。
ぜひこれから「リネンを育て」て、上質な暮らしを楽しんでみてください。


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