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2019/12/26 12:02
スウェーデンの陶芸アーティスト、マリアンヌ・ハルバーグの代表的なローズ柄のプレイスマット。
使い込むほどにやわらかく馴染むリトアニアリネン100%で仕上げました。
白地に映えるコバルト色の描線が、食卓にマッチします。
ランチョンマットとしてだけでなく、花瓶の下に敷いたり、ミトンの代わりにも。
四つ折りにすれば鍋敷きの代用としても使えます。
価格/1,500円(税別)
素材/ リトアニア産リネン(亜麻)100%
原産国/ リトアニア
サイズ/ 横44 x 縦32 cm
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【リネン豆知識】
リネンは別名を亜麻(あま)と言います。
衣類に使われる麻には亜麻、苧麻(ちょま、ラミー)があり「麻」と表記することができます。
一方「リネン」と表記をしてよい麻は、亜麻だけになります。
亜麻は1年に一回しか収穫ができません。(苧麻は多年草)しかも収穫後は土が痩せてしまうため、5〜7年間は、別の作物を作り、地力を戻さないといけません。
良質なリネンを作るためには広大な土地と、長い時間を要するため、他の素材と比較して高価な繊維となります。
亜麻の花です。リネン繊維としては茎部分(フラックス)を使用します。
リネンは繊維の中が空洞になっているため、吸収力が綿の4倍もあり、速乾性と抗菌性、耐久性に優れています。
またリネンの表面にはペクチンが含まれており、それらが繊維全体を覆うことで、汚れにくく、汚れが落ちやすいという特徴があります。
そのような特性からヨーロッパでは古くから下着や寝具に使われてきました。
ランジェリー(lingerie)のlinはLinen(リネン)が由来ですし、ベッドリネンという言葉もそこからきています。(現代ではリネン以外の素材が溢れていますが...)
100%のリネンは使い始めこそシャリ感がありますが、使うほどに柔らかくしなやかになっていきます。
リネンというと湿気の多い日本では、夏向けの素材のイメージが強いのですが、実際には、繊維の中に空気が含まれていて、天然のサーモスタットの役目を果たしてくれます。
そう、リネンはオールシーズンに適した繊維です。